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マーラー「復活」シンフォニー(6月4日)
マーラー「復活」シンフォニー(6月4日)

マーラー「交響曲第2番」の総普表紙

久しぶりにコンサートに出かけた。マーラーの交響曲第2番「復活」である。故斉藤秀雄門下の黒岩英臣指揮による”手に汗握る”素晴らしい演奏だった。静岡市民文化会館の大ホールを埋め尽くした聴衆を深い感動に導き、終演後の会場は興奮の坩堝と化した。掛け値なしに拍手大喝采を浴びたのである。マーラーのこの曲を生演奏で聴くのは今回で4度目(であったが、今日ほどこの作品の全体像を感動・感銘とともに感じ取れたことはなかった。黒澤明監督が”映画は劇場でみなくちゃ..."ということばを遺しているが、大編成のマーラーの曲もしかりだ。浜松から車で出かけたのであるが、昂揚した気分で帰路に着いたのであった。今年は作曲家グスタフ・マーラー(1860-1911)の没後100周年(昨年は生誕150周年)の節目の年である。それを記念してか、静岡フィルハーモニー管弦楽団が、その創立35周年記念特別演奏会の演目にこの曲を取り上げたのだ。~企画・運営:(財)静岡市文化振興財団、静岡市文化教会~ 当初プログラムにはなかったグリーグの「悲しい二つの旋律」が演奏された。会場アナウンスにより演奏終了後の拍手は控えられ、東日本大震災で犠牲になられた方々への哀悼の誠が捧げられた。次にモーツアルトの「ドン・ジョバンニ」序曲が演奏されたが、指揮者としてのマーラーは(死後100年近くも低調だった)モーツアルト演奏の復活に大いに貢献した功績があり、特に「ドン・ジョバンニ」の公演はブラームスも絶賛するほど定評があっただけに、大曲「復活シンフォニー」の前の”序奏”としても的を得た選曲であった。亡きモーツアルトも、そしてマーラーの霊もさぞかし喜ばれたことだろう。15分の休憩のあと、いよいよ「復活」である。この曲はマーラーの10曲のシンフォニーの中で、「第3番」(100分)に次ぐ長さで90分近くある。バイオリンとダブルベースの主旋律の掛け合いで緊迫感をもって始まり、聴衆が息を呑む中、黒岩氏(背格好、指揮振りがマーラーに似ている)のタクトのもと楽団員それぞれのパート、独唱者、合唱団員が一致団結して、まさしく心をひとつにしてこの難曲に挑み、大合奏フィナーレまで高度の合奏力を示したのである。この曲の”復活”という標題に、東日本大震災の”復興”を重ね合わせていたのに違いない。”ことあるとき”に日本人は”おおしさ”を示すのである。
    敷島の 大和心の おおしさは ことあるときに 現れにけり(明治天皇御製、日露戦争時)


  • Posted by 2011年06月04日 (土) | コメントコメント(0

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