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天神蔵ギャラリー「梅の会」①(8月11日)
天神蔵ギャラリー「梅の会」①(8月11日)

書を出展のお二人:鈴木まさ子さん(右)、中村淑さん(左)

今回で5回目を迎える「梅の会」展が天神蔵ギャラリーで始まった。(浜松市中区天神町3-57,電話:053-461-6145,~14日まで) 浜松酒造の中村保雄社長のご家族、ご親戚の方々が手がけられた絵画、写真、工芸、書、彫刻ほかのジャンル、計47点が展示されている。今回は、書に力作が見られた。たまたま会場に書を出展された鈴木まさ子さん(中村雄次会長の姉上)と中村淑専務がいらしたので、お話を伺うことが出来た。51年前(1960年・昭和35年)にも開催されたことがあり、その時にも出展され今回も出されているのは鈴木まさ子さんほか計2名であるという。親戚一族が集まる機会は、結婚式、葬儀、法事といった慶弔の場が大体の相場であるが、こういった文化イベントによる交流というのはなかなか稀なことではないだろうか?51年前開催時には、”芸術家一族”という見出しで新聞にも大きく取り上げられている。当時は中村会長のお父上の達一郎氏の時で、そういえば達一郎氏の描かれた「富士図」油絵を同社の応接室で拝見したことがある。なかなか味わいのある筆致で品性の高さを伺わせるものがあった。実利を追う精神、そして品性を磨くという側面、それらが両輪となってバランス良く、清き・明き・直きこころを形成するのが望ましい。経済と道徳の両輪を説く”報徳思想”に通じるものがある、ご一族が形成され、蓄積されてこられた”徳”の厚みに敬服した次第である。話は書の作品に戻るが、鈴木まさ子さんの筆致の美しさもさることながら、題材も素晴らしく、今の時代に欠けているものを補っている。屏風に仕立てられた作品は、”兎追いしかの山..."で始まる唱歌「ふるさと」である。そして、もう一作は「わらべうた」(数え歌)を巻物に書かれている。
  一(いち) 番はじめは一の宮
  二(に)  また 日光 中善寺
  三(さん) また 佐倉の宗五郎
  四(し)   また 信濃の善光寺
  五(いつ) つ 出雲のおおやしろ
  六(むつ つ 村々 鎮守様
  七(なな) つ 成田の不動様
  八(やつ) つ 大和の法隆寺
  九(ここの)つ 高野の弘法様
  十(とう) で 東京 心願寺
 まさ子さんは、小さい頃お母さんからこの歌を何度も何度も聴かされたという。明治維新による近代化で日本文明が
 破壊されたと、竹田恒泰氏は書いておられるが、その片鱗、香りみたいなものを鈴木まさ子さんの作品とお姿、お話し振り
 から感じたのである。古来より詠まれてきた和歌が5・7・5・7・7の韻律を踏まえているように、美しい律動、美を求め、生活
 を美しくしたいと願い努めるこころ...、そこに大きな価値を置く姿勢、それがかつての日本文明であったろう。そして唐の詩
 人・李白の詩を書いた中村専務の書からも、凛とした気迫と品格を感じた次第である。会場の明治蔵の空間も、疲れた心
 を癒してくれるので、是非お出かけを、とお勧めしたい展示会である。




  • Posted by 2011年08月11日 (木) | コメントコメント(0

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