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初志の成就(1月26日)
初志の成就(1月26日)

下岡蓮杖画「函館戦争図」

坂本龍馬の肖像写真を撮った上野彦馬と並び称される商業写真家の草分け・下岡蓮杖は下田の生まれである。若い時に江戸に出て狩野派の画家に弟子入りをし、その道を志した。しかし、銀板写真を見てからはそちらの方に興味の重点を置き、苦心して身に付けた写真技術により、横浜に開いた写真館は大繁盛。それによって経済的基盤が出来たことも大きな理由かと思うが、元来の志望であった絵画作品の制作にシフトチェンジ。いつか見たいものだと思っていた「函館戦争図」というパノラマ図(2x5m)に今日靖国神社の遊就館で遭遇。今までも見ていたはずであるが下岡蓮杖を意識していなかった。画家・下岡蓮杖の筆致はスピード感があり、実に迫力のある生々しい表現に成功している。スペインのフランシス・ゴヤやフランスのドラクロアの戦争画を想起させるような画風である。江戸から明治への転換期を生き、西洋文化の洗礼を受けた”表現者”の一例として強い求心力を感じる。現代では、映画作品を30点以上も作った故・黒澤明監督が、「影武者」(1985年封切)以降は、絵画に近い絵コンテの制作に勤しみ、パリで絵画作品の個展を開き絶賛を博したのも、初志を成就した好例ではないか...。それは”志を継続した”という意味でドラマ性に満ち、最後の画面に虹が映るようで、生き方として美しい。



  • Posted by 2011年01月26日 (水) | コメントコメント(0

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