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ふるさとを偲ぶ(5月29日)

浜松市立高校の校門近くに設置の石碑

”大和は国のまほろば たたなずく青垣 やまごもれる大和し 美わし” これは有名な古代の英雄・日本武尊の國偲びの歌である。ご東征のあと、もうすぐ大和だという地点で病を得たときに詠んだ歌とされている。命を終えようとするとき、走馬灯のように生まれ育った故郷のさまざまなことが思いだされるのであろう。時代と身分は異なるものの、今回の肖像画展に展示されている浜松の女流作家・鷹野つぎ(明治23年/1890年-昭和18年/1943年)も同様の歌を詠んでいる。島崎藤村創刊の「処女地」同人であった。

ふるさとよはままつ
はままつは わがふるさと
したはしき母かも
呼ぶにも似たる
なつかしのはままつ
思ひは馳する
わがふるさと

鷹野つぎは、浜松高等女学校の卒業である。現在の浜松市立高校の庭にこの歌が刻まれている。(写真)
54歳の若さで亡くなったが、大東亜戦争の戦況を心配する歌が辞世ふだろうか?
”またとなき おほき戦さの 行く先も
明らめもせで われは逝くなり”
ふるさと浜松から遠く離れた東京の江古田で亡くなったという。