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先月30日から開催してきた「鳥居禮展~霊峰富士と桜~」が本日無事最終日を迎えた。18日間の会期中、約3500名の来場者を数えた。小国神社での鳥居禮展は今回で二度目であるが、前回は紅葉の季節、今回は桜の季節だった。会期の初日には染井吉野が開花し、会期終わり頃には八重桜が咲き誇っていた。今日は、小国神社の例祭に当たり、午前10時より拝殿で祭祀があった。同神社奉賛会顧問の城内実衆議院議員、そして昨年10月に鳥居作品の三島展でお世話になった三嶋大社・矢田部宮司も参列されており、鳥居禮展会場にお上がりいただいた。通算18日の会期が幕を下ろした。ホッとした安堵の気持ちと同時に、今回創り上げた、今回だけの”鳥居ワールド”が撤収されることに一抹の哀惜の念を感じた。

鳥居禮展~霊峰富士と桜~始まる(3月30日)

大円寺・四季の襖絵より「桜図」

新大和絵作家・鳥居禮展の初日である。大円寺(愛知県豊橋市)の襖絵(全長20メートル)を中心に、富士と桜を描いた作品約33点が展示されている。鳥居画伯は日本国で唯一人の”神道画家”である。富士と桜を描いた作品のほかに、「日本武尊像」「須佐之男命像」、小国神社のご祭神である「大巳貴命像」などの神々の像が特別展示されている。また、小国神社に1300年前から伝わっている十二段舞楽より「色香」「安摩」「二の舞」の3点も見ものである。すべて鳥居禮画伯による近作である。

聖者・横尾忠則(3月1日)

このポスターは私が日本楽器(現ヤマハ)に勤務していた時に、横尾忠則氏に制作を依頼して出来たものである。'78年の8月(27才の時)にドイツに赴任したが、その頃欧州市場用に開発されたオーデイオ製品のプロモーションのためだった。フランスのギュスタ-ヴ・ドレという版画家・挿絵作家による「聖書」とダンテの「神曲」より「天国編」の挿絵から引用されている。原作はモノクロだが、横尾さんが線描をダブラせ立体化(3D?)したうえで着色している。この手法は、モノクロの絵葉書に着色してカラー化する手法を高度化(木版画のように)した形で応用したものだ。オリジナル画を引用しながらも自分のオリジナル作品を創り、技法についてもオリジナルを精度アップし改善を加えるという、正に日本人が縄文時代以来培ってきた変換技術(convertion technology)の粋がこのポスターに見て取れると思う。固定のスタイルにとらわれず、ある時期が来ると変容(convertion)を遂げ、常に若々しさを保っている。話は飛ぶが、”常に若い”=”とこわか”は日本古来の神の道(神道)の基本で、伊勢の神宮(20年に一回)や出雲大社(60年に一回)の式年遷宮は建築技術や祭りの伝統を継承しながらこの”とこわか”の道を実践している最高の美の世界であるといえるだろう。横尾さんの創作手法はそこに通じるように思う。ちなみに、このポスターが作られて2年後に横尾さんは”画家宣言”をするのである
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木版画作家 ジュデイ・オング(2月18日)

ジュデイ・オング展図録;平成九年版(左)、平成23年版(右)

14年前にアクトシテイ浜松4階のギャラリーで開かれたジュデイ・オング木版画展を見たことがある。その時の図録がひょっこりと出て来た。今年のものと二つ並べてみた。

初志の成就(1月26日)

下岡蓮杖画「函館戦争図」

坂本龍馬の肖像写真を撮った上野彦馬と並び称される商業写真家の草分け・下岡蓮杖は下田の生まれである。若い時に江戸に出て狩野派の画家に弟子入りをし、その道を志した。しかし、銀板写真を見てからはそちらの方に興味の重点を置き、苦心して身に付けた写真技術により、横浜に開いた写真館は大繁盛。それによって経済的基盤が出来たことも大きな理由かと思うが、元来の志望であった絵画作品の制作にシフトチェンジ。いつか見たいものだと思っていた「函館戦争図」というパノラマ図(2x5m)に今日靖国神社の遊就館で遭遇。今までも見ていたはずであるが下岡蓮杖を意識していなかった。画家・下岡蓮杖の筆致はスピード感があり、実に迫力のある生々しい表現に成功している。スペインのフランシス・ゴヤやフランスのドラクロアの戦争画を想起させるような画風である。江戸から明治への転換期を生き、西洋文化の洗礼を受けた”表現者”の一例として強い求心力を感じる。現代では、映画作品を30点以上も作った故・黒澤明監督が、「影武者」(1985年封切)以降は、絵画に近い絵コンテの制作に勤しみ、パリで絵画作品の個展を開き絶賛を博したのも、初志を成就した好例ではないか...。それは”志を継続した”という意味でドラマ性に満ち、最後の画面に虹が映るようで、生き方として美しい。

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