栗と言えば、信州の小布施。栗の名産地である。葛飾北斎(宝暦10年・1760~嘉永2年・1849)が江戸から遠路通ったのもその地の栗商人が支援者だったからである。北斎の最後の作品「富士昇龍図」を所蔵する北斎館や、鳳凰を描いた天井画のある岩松寺という寺がある。
また、栗を使ったケーキではモンブラン。日本のケーキは繊細で世界最高かと思うが、パリのルーブル美術館近くにあるアンジェリーナという店のモンブランは格別だ。大勢の客で賑わい、美人のウェイトレスが愛想よく席に運んでくれるのもその要素かも知れない。
- POSTED at 2020年09月28日 (月)