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日本の美 さくら展(令和3年4月3日)
日本の美 さくら展(令和3年4月3日)

当時のちらし:クリックすると拡大され展示内容の詳細が分かります

ふと机の横に丸めてあるポスターを見ると、 今日が標題の展覧会の初日だったことが分かった。17年前の事である。会期は5月25日迄。島田市博物館からの依頼で企画した大掛かりなものだった。日本画9名、草木染絵1名、浮世絵3名、木版画1名、写真1名、工芸4名という構成だった。副題は、桜に託された日本人のこころと美意識だった。作品の展示ばかりでなく、桜についての蘊蓄をパネルにしたり、またイベントとして①写真家・宮嶋康彦氏による「桜伝説」のろうどく+スライドショー ②笛匠・小池裕ニ郎氏の横笛演奏を組み込んだ。
数多くの折衝を重ね、そして積み上げた。走りながら考え、並行して広報の仕事も進めた。姫路の森画廊へは2度足を運んだ。作品借用書を主催者である博物館が持たせてくれなかったのだ。工芸は、①染織 ②横笛 ③刀 ④武者凧の4ジャンル。今から思うと大変な仕事量だった。時間との戦いは、オープニングの当日朝まで続いた。貸していただいた作家や博物館の意向とは違う指示が博物館から出されたのだ。宮嶋康彦氏の写真と弘前博物館から借りた棟方志功のポスターの展示体裁に関してだった。それでも奇跡的にクリアー出来た。材料と工具がたまたま用意できたのだ。何かの応援が確かにあった。徹夜仕事だった。一度浜松の自宅に戻り数時間仮眠の後、午前10時(?)から始まるオープニングセレモニーに出席のためまた島田にトンボ返りという強行軍だった。居眠りで国道一号線の反対側車線にはみ出しそうになったが、境界線に設置されているゴムに車輪が当たって音が出たため目が覚めハンドルを切り直した。でなかったら向うから来た車に衝突していただろう。何か不思議な力に守られたのだった。

  • POSTED at 2021年04月03日 (土)