「昭和の日」の翌日、下田市文化会館で”桜井よしこ講演会”が開催された。舞台上の横断幕には”幕末維新から戦後・日本の近代史について~この国に誇りと希望を”と書かれていた。①幕末維新から大東亜戦争まで②戦後の占領政策③共産党中国の尖閣問題と太平洋侵攻④東北大震災について が主な論旨であったが、桜井さん独特のしなやかで力強い語り口により、シリアスで重いテーマも難なく聴衆を引きつけ、実に充実した濃い90分であった。桜井さんは母国日本にしっかりと軸足を置き、外国とは対等に伍してゆくという姿勢を論旨の基本としている。それはゆるぎない強靭さを持っている。GHQの占領政策によって根絶やしにされたと思っていたかつての日本の美徳がまだ残っていたことが、今回の東日本大震災後の東北の被災者の方々の言動によって判明した、と指摘。また、被災地復旧に向けて黙々と職務をこなしている自衛隊隊員の皆さんの武士道精神を賞賛する。そしてご皇室の存在の有難さにも力をこめて言及された。そして最後に、小さな
活動は積み重ねることによって大きな成果を生むんだと、ひとりひとりが行動することを壇上から呼びかけられた。
- POSTED at 2011年04月30日 (土)