- POSTED at 2011年05月18日 (水)
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マーラー没後100年(5月18日)
今日は作曲家マーラー(1860-1911)の没後100周年の日である。昨年が生誕150周年であった。もう25年も前のことであるが、マーラーが亡くなった5月18日にウイーンに行く機会があった。ベートーヴェンが亡くなった1827年3月25日が嵐の日であったように、マーラーの亡くなった1911年5月18日もまた同様の嵐の日であったという。美わしの五月に嵐の悪天候があったとは信じられない、ということで夕方マーラー終焉の地のレーヴェ療養所の前に行った。何としばらくしてからやにわに黒雲が立ち込め始め、雨が落ち始め風も出始めたのであった。1911年の当日の夜の様子はマーラーの妻・アルマの手記「グスタフ・マーラー 回想と手紙」(白水社)に詳しい。マーラーの最後のことばは、”モーツアルト!”だったという。ちなみに、マーラー没後100周年記念の演奏会が、「交響曲第2番」を演目に静岡市民文化会館で予定されているようだ。(6月4日)