今なお残る古い町並み、街道を舞台にアート、工芸品の作家が作品を展示、小さいながらも”晴れ”の世界を演出しようという試みが続いている。毎年10月下旬に開催され、もう14回目を迎えた。このホームページを飾るマクラメ作家の鈴木真弓さんも出展の常連である。マクラメとは、アラビア語の「マクラム(格子網み)」を語源とし、絹、麻、羊毛、綿などの素材を紡ぎ、ほぐし、結ぶという根気のいる手作業によって、正に”編み出される”表情豊かなオブジェである。”ひと結び一回、創作の時間が見えるマクラメに出逢えて、作っている時間が一番楽しい時。特別に早くせくこともなく、いっぱいの時を使って、糸で線を描くように自由に動いていく面を創る。自然の流れのままに、心にそうように糸と向かい続けたい。”(鈴木真弓) ”富岳ビエンナーレ”に「なごり」という 200x180cmの大作で応募したという。今月12日(日)に審査結果が発表されるとのことにて、入選をお祈りしたい。ホームページにも何点かの力作を出展していただいているので、ご覧下さい。
http://www.infortainment.jp/on-line_shop/main.php?mode=list&cat=5
ちなみに、ここ横須賀は、静岡グランシップが隔年に開催している「静岡の魅力フォトコンテスト」の審査委員長を第5回(平成21年)まで務められたカメラマン大竹省二先生のふるさとである。
- POSTED at 2010年12月02日 (木)