「日本の美 霊峰富士展」。そのことがご縁となり、矢田部宮司様より、「富士図」と「桜図」の新規制作ご注文を賜った。展示場所は、広さが150坪もある社務所大広間であるため、作品も500号という大作(150x327cm)である。日本の心を象徴するテーマにて、鳥居画伯も渾身の力を振り絞って制作に取り組まれたのであった。「富士図」」は2月23日(富士山の日)に既に納まっており、今日は対となる「桜図」の引渡し式が執り行われた。大社に咲くあでやかな枝垂桜が池面に垂れる様が実に薫り高く、また気品溢れる筆致で描かれており、目の前に立つとハッと思わず息を呑んでしまうほどである。神職によるお祓いのあと、矢田部宮司様のお言葉、衆議院議員・城内実様のメッセージ披露、そして最後に鳥居禮画伯のごあいさつをいただき、恙無く式次第を終了した。宮司様始め、神官幹部の方々、そして大社の責任役員の方々にもお慶びいただき、
今日は誠にめでたい日となった。社務所の建物は既に平成2年に完成していたが、本当の意味での完成は今日という日まで待たなければならなかったのである。ちなみに、この富士図と桜図の間には頭上高く日の丸国旗が掲げられている。まさに、朝日に映える富士と桜なのである。
- POSTED at 2011年07月28日 (木)