あたたかさに譬えたうまい表現をされた。続いて山内しほさんのフルート演奏である。浜松出身の作詞家・清水みのると映画の木下恵介監督にちなんだ曲を3曲づつメドレーで演奏してもらった。最後は「花」をテーマにした作品2曲で締めた。昭和12年の映画「愛国の花」の主題歌(国花・さくら)之演奏のあと、浜松の市花・みかんにちなみ「みかんの花咲く丘」は参加者全員で3番まで歌った。内覧会では、全日肖会長の山田潔氏が作品について説明し、また肖像画の常設場所設置への協力を訴えた。先人の肖像画の展示会は、絵画展ではあるが、教育事業でもある。約40年前から協会の会員にそれぞれの郷土の偉人を描いてもらい、それを協会に寄贈してもらったという。肖像画家としてどのような社会貢献が出来るかを考えた結果だという。確かに、それぞれの先人の前に立つと、その人格に接するようである。また、先人の生きた時代・社会に想いを馳せることもできる。歴史の勉強になる、会場に立ち、先人の肖像画群を眺めると、清められ、励ましを受けたような気がするのだ。良い方向に感化してくれるようなあたたかい気が流れてくるようだ。ちなみに、明日(5月27日)は旧海軍記念日で、日本海海戦勝利の日にちなんでいる。時の首相・桂太郎の肖像画が入口正面に飾られている。
- POSTED at 2012年05月26日 (土)