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戦艦大和(12月9日)
戦艦大和(12月9日)

レイテ沖に停泊する戦艦大和(上田毅八郎筆)

戦艦大和を設計した技師の方の”造形精神”は素晴らしく雄大である。戦艦の建造は日本では21年ぶりであったにも拘らず、あれほどのスケールと性能を実現した。徹底した秘密主義で造られたゆえに、その存在は終戦まで一般には知らされていなかったという。その雄姿をレイテでみた方が浜松にいらっしゃる。船舶画家の上田毅八郎さんである。とにかくその大きさに驚いたという。日本に帰ってきてから「大和」であることを知ったという。
航空戦が中心になるであろうという時代になった頃に建造されたということで時代遅れと揶揄されることもあるが、後世に残した影響は大きい。日本独自の石油タンカー出光丸の建造が可能だったのも戦艦大和を造った技師が生きていたからだ。松本零二の「宇宙戦艦ヤマト」や、木村拓哉主演の映画「スペースバトルシップ大和」など、アニメや映画にもその精神は継承されている。
ちなみに、大和の公試が行われ46センチ砲が1.6トンの砲弾を放ったのが昭和16年12月7日。日本がアメリカに対して宣戦布告をしたのは実にその翌日であった。

  • POSTED at 2010年12月09日 (木)