蒲生野に狩りに出かけた天智天皇がこの地で、8人の子供を持つ大変元気で健康的な老夫婦に出会いました。 天智天皇がこの老夫婦に、「汝ら如何に斯く長寿ぞ」と長寿の秘訣を尋ねたところ、老夫婦は、「この地で取れる無病長寿の霊果を毎年秋に食します」と言いながら、ひとつの果実を差し出しました。それならば食べてみようと天智天皇もその果物を一口食べました。すると、「むべなるかな(もっともであるな)」と一言天皇は言ったのです。 |
この時に発した「むべ」という言葉がそのまま果物の名前の由来となりました。 そして、これより朝廷に毎年献上することになったのです。 この故事ははるか1400年前のことである。 |
- POSTED at 2015年11月17日 (火)