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マーラーの「第八」(8月31日)
マーラーの「第八」(8月31日)

マーラーと婚約した頃のアルマ、20才

須佐之男命の和歌「八雲立つ 出雲八重垣・・・ 」は「愛」がテーマであった。高天原を追われ、荒野をさまよい、苦労(試練)に苦労を重ねた末での「愛の成就」だった。西洋文化に例を取ると、世紀末の作曲家マーラーの「交響曲第八番」も「愛」をテーマにしている。交響曲というと4楽章とか、5楽章編成であるが、この作品は二部構成となっていて、大編成のオケと8人のソロと合唱(大人と児童)合わせて1000人を超える巨大なステージである。。その第二部にはドイツの文豪ゲーテの「ファウスト」第二部最終幕の部分が採用された。以下、一番最後の「神秘の合唱」のくだりである。
すべての移ろい過ぎゆくものは
比喩・象徴となり
足りず、達し得ないことも
ここに成就する
名状しがたきことも
ここに成し遂げられる
そして、永遠に母性的なものが
我らを引きて高みに昇らしむ

この世を総べる原理、普遍の価値を求めて、老学者ファウストは悪魔メフィストフェレスに導かれて
思いもかけない体験を積んでゆく。美しい乙女グレートヘンとの悲恋もその過程であった。最後には
「母性的なるもの」に包まれてファウストの魂は救済されるのだ。

マーラーがヴィーンの社交界の華アルマ・マリア・シントラ―と結婚したのは1902年、42歳の時だった。アルマとは20歳以上も年が離れていて、数年後には夫婦間の危機に悩まされるようになる。恋多き女性アルマの所業に悩まされながらも1906年、マーラーは「交響曲第八番」を完成した。作曲小屋はオーストリアのヴォルター湖畔の別荘近くの丘の上に遺っており、ドイツ駐在時代に訪れたことがある。あれからもう40年が過ぎたことになる。




  • POSTED at 2020年09月01日 (火)