- POSTED at 2020年11月16日 (月)
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美術
コレクション:ブルー展③(11月16日)
今回はある金融機関の所蔵品を特別にお借りした。そのうちの1点が東山魁夷の「道」である。70年前に制作された日本画を40年程前に12号のリトグラフとして版画化されたものであ。遠くから眺めても強い求心力があり、作者の思いの強さが伝わってくる。絵の持つ力の不思議さを感じさせる名品である。原画は長辺が130㎝もあるらしい。東京の国立近代美術館の所蔵であるが、その原画を信州の東山魁夷美術館でご覧になったという女性が会場に現れた。昨年ご主人を亡くし、喪が明けたのでご家族と小國神社にお参りに見えたところ、参道の脇の看板に魅かれて会場に見えたという。何と、ご自身のシンボルカラーが「青」なのだ。