文化・芸術イベントやアート・絵画イベントの企画・運営ならアートフォースM&Kにお任せください。日本を 

サイト内検索 ホームページ制作・スマホサイト制作・CMS サイト管理画面

トップページ > ブログ > 全体  > さくら伝説(12月25日)

ブログ

全体 

さくら伝説(12月25日)
さくら伝説(12月25日)

小説「さくら伝説」(2004年刊)、装幀:横尾忠則

作詞家で直木賞作家のなかにし礼氏が心筋梗塞で亡くなった。享年82才。今日、妻からのメールで知った。一昨日の23日だったという。この日は妻の誕生日で、偉い人では「世界救世教」の創始者である岡田茂吉氏もこの日に生まれている。また恐れ多くも上皇陛下の御誕生日でもある。冬至の直後の日で、極限まで弱まった太陽の力がV字回復する起点の時期である。歌の方は別にして、なかにし礼氏の作品に初めて接したのは、(氏の原作・監修による)「さくら伝説」という写真集でだった。ちょうど島田市博物館より「桜」をテーマにした展覧会の企画・プロデュ―スを頼まれた頃で18年前である。そういうこともあり、なかにし礼という名前が強く脳裡に刻まれた。そして、映画化もされた「赤い月」というご自身の母親をモデルにした小説は衝撃的だった。小樽で生まれ、少年期を戦中の満州で育ち、戦後日本に引き揚げてきたその人生はまさに修羅場を潜り抜けたというしかないものだった。写真集「さくら伝説」が出てから2年後の3月30日、同じタイトルの小説が出て、すぐに買い求めた。その直後の4月3日に島田市博物館での「日本の美 さくら展」が始まり、5月25日に好評裡に最終日を迎えた。知人のお嬢さんがなかにし礼氏の秘書をしていて、その関係でサインをいただいた。2004年5月27日の日付が入っている。心よりご冥福をお祈りいたします。



  • POSTED at 2020年12月25日 (金)