- POSTED at 2021年01月15日 (金)
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歴史
蘇る力(1月15日)
古希を迎えた昨年の12月21日は冬至だった。この日を境に日中の時間が長くなり太陽の復活が進行している。つまり蘇り=黄泉還りであり、イザナミノミコトとイザナギノミコトの古事記神話を想起させる。イザナミノミコトが火の神を産んだあと亡くなってしまった。妻を恋慕するあまりイザナギノミコトは黄泉の国に亡き妻を探し求めた。見てはならないという禁忌を破ったためイザナギノミコトはイザナミノミコトの怒りを買い這う這うの体で逃げ帰る。そして体を洗い穢れを落とし蘇生する。目を洗ったのち生まれたのが天照大御神、つまり日の神である。黄泉から還る=蘇ることは太陽の誕生と繋がっているのだ。