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『ゲルニカ』①(2月13日)
『ゲルニカ』①(2月13日)

昨年11月初めから開催されていた「三島由紀夫展」(作家・渥美穣児コレクション)が明日最終日を迎えるので寄ってみた。会場はクリエイト浜松5階に(鹿谷町から)移転した浜松文芸館である。大変充実したコレクションで、産業都市・浜松で観覧できるのは奇跡というほかない。さらに、渥美穣児氏が会場に居られて歓談が出来たのは幸いであった。帰宅後、昨年12月に時代舎という古本屋で買ってあった『アポロの杯』(初版本)を開いてみた。この本は昭和26年暮れから半年間で世界一周(北米、南米、欧州)をした時の紀行文である。27才の誕生日(1月14日)を迎えたニューヨークではMOMAを見学。そこでピカソの『ゲルニカ』を見たらしい。~ 白と黒と灰色と鼠がかった緑ぐらゐが、ゲルニカ画中で私の記憶してゐる色である。色彩はこれほど淡泊であり、画面の印象はむしろ古典的である。静的である。何ら直接の血なまぐささは感じられない。画材はもちろん阿鼻吸喚そのものだが、とらへられた苦悶の瞬間は甚だ静〇である。希臘彫刻の「ニオベの娘」は、背中に神の矢をうけながら、その表情は甚だ静かで、湖のような苦悶の節度をたたへて、見る人の心を動かすことが却って大である。ピカソは同じ効果を狙ったのであらうか?



  • POSTED at 2021年02月13日 (土)