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「三重組織の国家と責任国家論」(3月2日)
「三重組織の国家と責任国家論」(3月2日)

ルドルフ・シュタイナー著「三重組織の国家」とヘンリー・ギディング著「責任国家論」とが合本になっていて、大正11年(西紀1922)に大日本文明協会発行となっている。訳者はそれぞれ坂本義雄と塩見清で、浮田和民(西紀1861-1946)という思想家が前著について以下の序文を書いている。
スタイネルの三重組織は国家を三分して各々これを独立させなければ人民の自由は確保されない、而して生活の発展は期す可からずといふのであるから正しく一種の新三権分立と見る可きであらう。即ち人民各自の権利を規定し之を確保するには公平を主義とする政治的国家の組織がなくてはならぬ。是は従来の国家と同じく司法及び国防を専らに管掌するのであるから強制権が必要である。之に反して人間の物質的要求に応ずる制度は経済的国家の管掌すべきものである。是はその問題が経済上の利害得失に関するものであるから強制権を用ふべき性質のものではない。苟くも政治的国家が規定した人と人との公正な関係に恃らない限り是は前々経済上の利害損失を打算して決定すべき問題である。(中略)特に政治的国家も経済的国家もともに人民を教育し人才を要求すること甚だ急であるけれども、此の文化的事業を政治的国家や経済的国家が直接一年でなそうとすることは矛盾の甚だしきものである。教育と云ひ、宗教と云ひ、芸術と云ひ、科学と云ひ、所謂人間の文化的生活は国家の強制や経済上の利害で指導し又は養成さるべ(ママ)ものでない。即ち文化的生活の全局面は政治的国家の干渉から解放され独立して精神的国家をなさなければならない。又た此の政治的国家と経済的国家と精神的国家とが社会本体の中から分化して相互に協力し結合して社会的に一大連邦の如くならなければならない。~
しかし、このような翻訳調の文章は何か違和感を感じる。もっと大和言葉を多用して日本の心で語るべきである。浮田氏がキリスト教に入信したことに起因するのではないか。この方は「古事記」や「日本書紀」などを読んでいたのだろうか?同じ熊本の出身の井上毅(1844-1895)のように「報徳記」を読んでいたのだろうか?我が国の国柄を認識していたのだろうか?いきなり西洋のものにかぶれるのは愚の骨頂である。「霊主体従」を基本にするシュタイナーにしても属する国家の国ぶりが根本的に違うのだから端から無理がある。




  • POSTED at 2021年03月01日 (月)