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関岡英之著「国家の存亡」①(令和3年3月11日)
関岡英之著「国家の存亡」①(令和3年3月11日)

発売後10年となる関岡英之著「国家の存亡」(PHP新書)

「ニ〇一一年三月十一日午後二時四十六分。日本人は永遠にこの日時を忘れることは出来ないであろう。.....東北地方を襲った大地震は、三十分後に関東の茨城沖地震を誘発し、その後も長野や静岡などの中部地方を含む、東日本全域に拡大した。地震の被害もさることながら、発生直後に青森から岩手、宮城、福島、茨城、千葉にいたる太平洋沿岸を襲った空前絶後の大津波は、瞬時にして幾多の町を壊滅させ、おびただしい爪痕を残しつつ、すべてを海中に引き摺りこんでしまった。
.....上空から撮影された映像の中に、特に忘れ難いものが二つある。一つは、丹精に耕された田畑や、整然と設えられたビニールハウスが、アメーバーのごとく不気味に這い回る黒い液体に、舐めるように貪食されていく光景である。...もう一つの映像は、水中に孤立した病院の屋上で助けを求める白衣の人々の姿である。その足元には『300人』という文字が見える。ヘリコプターに向かってシーツや傘を振り回しながら、懸命に窮状を訴える様には、胸が押しつぶされるような思いがした。
これら二つの光景は,このたびの震災の惨禍だけではなく、いまの日本が陥っている状況そのものを象徴しているように思えてならなかった。私の目には、いま崩壊の瀬戸際に追いつめられている日本の『農業』と『医療』が助けを求めているように見えたのだ。」
~関岡英之著「国家の存亡」(2011年5月刊、PHP選書)まえがきより~

  • POSTED at 2021年03月11日 (木)