文化・芸術イベントやアート・絵画イベントの企画・運営ならアートフォースM&Kにお任せください。日本を 

サイト内検索 ホームページ制作・スマホサイト制作・CMS サイト管理画面

トップページ > ブログ > 文化 > 漱石と鉄道②(令和4年8月30日)

ブログ

文化

漱石と鉄道②(令和4年8月30日)
漱石と鉄道②(令和4年8月30日)

名古屋発の三四郎が乗った汽車が豊橋を経て浜松駅で停車している時の様子が描かれている。~濱松で二人とも申し合わせた樣に辨當を食った。食ってしまっても汽車は容易に出ない。窓から見ると、西洋人が四五人列車の前を往ったり來たりしてゐる。其のうちの一組は夫婦と見えて、篤いのに手を組み合わせてゐる。女は上下とも眞白な着物で、大變美しい。...
髭の男は、「御互いは憐れだなあ」と云ひ出した。「こんな顔をして、こんなに弱っていては、いくら日露戦争に勝って、一等國になっても駄目ですね。」三四郎は日露戰爭以後こんな人間に出逢ふとは思ひも寄らなかった。どうも日本人ちゃないような気がする。「しかし是からは日本も段々發展するでせう」と辨護した。すると、かの男は、すましたもので、「亡びるね」と云った。

  • POSTED at 2022年08月30日 (火)