三島に赴く途中、東名高速の由比のトンネルを抜けると雪を戴き、白い雲の上に浮かぶ富士山が出現した。晴れていたが、くっきりとした姿ではなく少し霞がかかているのか、朧富士と呼ぶのがふさわしいかも知れない。帰り道、富士インターで降りて富士宮本宮浅間大社に参拝した。ここからも白く化粧した富士山が雲の中に佇むような感じで美しい姿を見せていた。悠然、泰然自若といった風だ。神々しさを感じた。楼門の左右に昨年の天皇陛下の御製と皇后陛下の御歌が大きく掲げられていた。そして、この大社の傍らには清く澄んだ小川が豊かに流れていた。近いうちにまた来ようと思わせる不思議な魅力がそこにはあった。
- POSTED at 2011年02月07日 (月)