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精進料理(1月12日)

豊川稲荷の精進料理

一昨日豊川稲荷(愛知県豊川市)でご祈祷の待ち時間にお昼をいただいた。50畳位の細長い畳の部屋に、入り口から奥の方までお膳がザ~と並べてあり順番に席についていただくのであるが、振り返ってみれば精進料理をいただくのはほとんど初めてに近かったのであろうか、不思議な味わいというか全体の調和感というか、特別なものに遭遇したような印象をもった。ごはんもおかずも冷えてしまっていたが、赤だしのみそ汁は席に着くとすぐ係の方がお椀に注いでくれ、いわゆる”冷え膳”の印象はなかった。気合の感じられる料理というか...。香のもの以外のおかずは、ふきのとう、竹の子、湯葉、昆布巻き、野菜のてんぷらなどであったが、切れの良さというか、思想性がこもっているというか...。聞けばこのお寺の宗派は道元を開祖とする曹洞宗とのこと。道元禅師曰く、”六味清からず、三徳給わらざるは典座の衆に奉ずる所以に非ず”。六味とは、苦い、酸っぱい、甘い、辛い、塩辛い、淡いの六種のことをいい、三徳とは、軽くて柔らかい、きれいでさっぱりしている、法や理にかなっている、の三つをぃうとのこと。なるほど...。http://sansousei.com/syoujin.html

山岡鉄舟の『修身二十則』(1月11日)

浜松酒造(浜松市東区)所蔵の山岡鉄舟の書(天神蔵ギャラリーにて)

隔世の感があるが、また昨日の成人の日と関連付けるのも多少の無理はあるが、元服という大きな節目のときに鉄舟が自らに課したルールを見つめてみるのもあながち無駄ではないように思う。自らを律することの大切さが浮き上がってくるだろう。
一、嘘を言うべからず 一、君のご恩忘れるベからず 一、父母の御恩忘れるべからず 一、師の御恩忘れるべからず 一、人の御恩忘れるべからず 一、神仏ならびに長者を粗末にすべからず 一、幼者をあなどるべからず 一、己に心よからず事 他人に求めるべからず 一、腹を立つるは道にあらず 一、何事も不幸を喜ぶべからず 一、力の及ぶ限りは良き方に尽くすべし 一、他を顧して自分の善ばかりするべからず 一、食する度に農業の艱難をおもうべし 草木土石にても粗末にすべからず 一、殊更に着物を飾りあるいはうわべをつくろうものは心濁りあるものと心得べし 一、礼儀をみだるべからず 一、何時何人に接するも客人接するよう心得べし 一、己の知らざることは何人にてもならうべし 一、名利のため学問技芸すべからず 一、人にはすべて能不能あり、いちがいに人を捨て、あるいは笑うべからず 一、己の善行を誇り人に
知らしむべからず すべて我心に努むるべし

15才にしてこの高みだ。

昭和天皇御製(1月10日)

須崎の海を眺める位置にその石碑は、あった。

昨年8月初旬、下田に滞在する機会が巡ってきた。須崎御用邸の近くに昭和天皇の和歌が刻まれた石碑があるというので、訪ねてみた。昭和49年(1974年)の1月10日に行われたお歌会始で詠まれたものである。お題は、朝。
   岡こえて 利島かすかに 見ゆるかな 波風もなき 朝のうなばら
貞淳皇后の御歌もその石碑に刻まれている。        くれないの よこぐものへに 光さし つかのまにして 伊豆の朝明く

石碑の前に立ち、須崎の海をみやったとき、確かに昭和天皇の御霊が降りてみえたのを感じた。おおらかで慈愛にみちて
いた。

Led Zeppelin(1月9日②)

ベルリン上空を飛ぶZeppelin号、グループ名の由来?

今日1月9日は、イギリスのロックグループ Led Zeppelin(1968-1980)のベースギタリストジミー・ページの誕生日である。よく覚えているものだが、それはクラシックしか聞いていなかった私にZeppelinの音楽を紹介してくれた大学時代の親友も同じ誕生日だったからだ。ヤマハの駐在員としてドイツに赴任したのが昭和53年(1978年)、日本楽器入社後4年目の年だった。入社同期の高橋源樹も同じ頃ドイツに赴任しており、彼は大学時代にバンドもやっていた超ロック好きな奴だったので、1979年にロンドン郊外のネブワースパークで開催されたZeppelinの最後のコンサートを一緒に聴きにいった。Zeppelinの大ファンの家内と3人でハンブルクからロンドンまで飛んだ。前座が長く、Zeppelinが舞台に現れたのはあたりが暗くなりかけた夕方6時過ぎだった。会場は広い公園なので、舞台上に大型スクリーンが設けられていた。PAの音響も低音を中心に迫力充分だった。"Stairway to Heaven"や”カシミール”、”移民の歌”など、real timeでZeppelinの魅力を堪能出来たのである。ロバート・プラントのボーカルも高域の伸びと透明感が美しく素晴らしかった。ゆるぎの無い厚みのある音作りと、どことなく”さすらい人”の哀感を感じさせるところがZeppelinの魅力だろうか?ドラムとキーボードを伴奏として、ボーカルとベースギターとが共に”ハレ”を競っているのだ。
http://www.ledzeppelin.com/

「旧暦はくらしの羅針盤」(1月9日)

今日1月9日は、旧暦(太陰太陽暦)ではまだ12月6日である。赤穂浪士の吉良邸への討ち入りが12月14日であったから、彼らはまだ最後の準備段取りに余念がなかった日々だったろう。雪もこれから降り積もる。元禄15年(1703年)、当時は自然との一体感が強く、天候の予測なども専門家でなくてもそれほど特別なことでもなかったのではないか。50名に近い人数が揃って移動すれば夜半のことゆえ足音も響く。雪の日であればそれは緩和される。12月という月を選んだのもそういうところも勘案されたのではと推測する。小林弦彦著「旧暦はくらしの羅針盤」(NHK出版)によると、14日という日は亡き主君・浅野内匠頭の月命日で、満月に近く月明かりを照明として利用できた、という点を上げている。この本では、旧暦で季節感を取り戻そう、と呼びかけ、明治5年(1872年)当時の新政府が新暦への改暦を断行したことによる幣害の是正が必要だと訴えている。また、アパレルなど季節感と密接に関係する業種にはこの旧暦の知識が商売繁盛に繋がるという。それ以外の業種でも、旧暦を通じて季節感の重視(=自然との一体感涵養)を通じて目に見えない力を取り入れられ、発想力の活性化、創造性のアップなど、業績向上にきっと役立つものと思われる。

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